2007/06/03、一夜明けて船上での鳥見。(名古屋港ではウミネコくらい。)
野島崎の手前、東京湾の沖くらいから夜明けで、身支度するのが面倒なので、部屋から見ていましたが、カンムリウミスズメ1羽とオオミズナギドリがちらほら。ちょっと寂しい。ただ、海獣はバンドウイルカ4頭やマッコウクジラと思われるブロウ(しぶきが斜めに上がる。)を1回確認。
朝食バイキングを早めに済ませ、8:00の九十九里浜あたりから本格的にスコープを持ってデッキへ。サングラスを持ち、日焼け止めを塗り、帽子は強風で役に立たないので、ゴアテックスの合羽の上を着てフードを被る。この区間は快晴で、昨日一緒に食事をした人たちも上がってきて景色を眺めていましたが、双眼鏡を下げて図鑑を持ち、スコープの前で鳥見モードになっている私に声を掛けてきたのは、前からの知り合いの方だけ。怪しい?
犬吠埼のちょっと手前。既に鳥が出始めて。
9:00頃からオオミズナギドリの大群や、コアホウドリ、クロアシアホウドリ、ハイイロヒレアシシギなどが見られてうれしい。コアホウドリは船の側面の気流を利用しに近くまで来ました。
何とか写ったのがこれだけ。
海は静かで鳥はあまり近づいて来ず、かなり遠かったのですが、そこかしこの漁船の後ろには鳥山が出来ていて、ミズナギドリ類の他、日本産の3種のアホウドリ類が一度に見られるという贅沢を体験しました。アホウドリは綺麗な成鳥と、くちばしだけピンク色の幼鳥を確認。
概ね大洗10:40の手前20分頃まで最も数が出ました。
福島県沖になると数が少なくなり小休止して、「きたかみ」との反航を見ます。
スコープを使って写したら、向こうにも鳥見人と思われる方発見。人間の装備は私も同じですが、遠くからでも判るごつい三脚と大口径の長い望遠レンズらしい。
鳥を見る派の、私のスコープとグリーンシャンクに比べ、撮り派は違うなあと感心。
翌日、三沢4:45頃目が覚めましたが、あまり飛んでいなかったので寝てしまい、尻屋崎を過ぎる頃からまた出始める。今度はどの群もハイイロミズナギドリが中心。中でも少し近くに寄ってきた群を見たら、アカアシミズナギドリが混じっていました。大きさがハイイロとあまり変らないので、私の識別力では下面の足の部分が見えないと判りません(アカアシといっても肉色か薄いピンク色)。
部屋から写したイメージのみ。鳥の大写しの写真じゃなくてすみません。
このように霧の流れるなめらかな海面を滑るように何千ともなく滑空して行きました。
その他、3日目の朝の北東北-北海道近くでは海霧が発生していましたが、海面は何とか見えて。クロコシジロウミツバメやハイイロウミツバメがひらひら飛ぶのや、今回は6頭の小群でしたがカマイルカが近寄って船の水流を利用したり、ゼニガタアザラシが水面に顔を出したり結構楽しめました。
(名古屋-苫小牧航路で見た鳥) 2007/06/02-04
オオハム、カンムリカイツブリ、)、ウミアイサ、アホウドリ成鳥2・亜成鳥(頭の部分がまだ黒い)1・幼鳥1、フルマカモメ、シロハラミズナギドリ、アナドリ、オオミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、ハイイロウミツバメ、コシジロウミツバメ、クロコシジロウミツバメ、オーストンウミツバメ、ウミウ、カワウ、ヒメウ、トウゾクカモメ、クロトウゾクカモメ、アジサシ、コアジサシ、ウミスズメ、カンムリウミスズメ、ハイイロヒレアシシギ、アカエリヒレアシシギ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ソリハシシギ(仙台港入港時)
識別の得意な方からすると少ないとは思いますが、自信がないのは確定していないので、こんなものかと。2006年に苫→名乗船時よりは、ワインを飲んでない分、余分に見ていたはず。番外ですが、仙台で一時下船した時に、平地でカッコウとコヨシキリを聞くと北に来た実感が湧きます。後は草地でセッカも鳴いていました。
サングラスを持っていたくせに、鳥見に夢中で忘れ、目が充血してしまいました。
目の日焼けは良くないそうなので次回から気をつけよう。
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