東日本海フェリー、利尻・礼文航路乗船 (航路での探鳥)
2007/06/05、東日本海フェリーで稚内→礼文島→利尻島→稚内乗船。
2003年に乗船した時は、白波が立ち潮が飛んでくるほどの荒天。それなのに、稚内の港を出てすぐからハイイロミズナギドリやウトウの何万ともしれない群が左右に避けて行く感じで、ウミガラスも何十と混じり、礼文島に着くまで、全く休む暇がなかった印象でした。それに気を良くしてまた乗船したのですが、港を出てもセグロカモメばかり。岸から離れると、この辺でやっとハイイロミズナギドリがちらほら。
しかたなく、曇り空に霞む利尻富士を写していると。。
急に鳥が出始めました。ハイイロミズナギドリやウトウが主ですが、何千単位でした。あとはハシボソミズナギドリやケイマフリなど。ウミガラスもやっと1羽。北海道では繁殖しているアカエリカイツブリやカンムリカイツブリも。ウミスズメは一列になって、短めの翼で一生懸命飛んで行きます。ウミツバメ類は、ハイイロウミツバメしか識別できませんでした。ウの仲間では、ウミウやヒメウが多い。カマイルカ数頭と多分ツチクジラ。
今回のトピックスは、ツノメドリ非生殖羽。航路を横切るように3羽連なって飛んでくる鳥がすごく変な顔。くちばしが無いように思えて、えっ!これ何??と、そのまま飛び去るまで特徴を覚えるのに必死。ウトウ位の色と大きさだが、お腹はもっと白い。近づいてくると、くちばしが無いのではなく、顔の縦幅近くまでくちばしが占めて馬面のような顔に見えていたのでした。生殖羽と違って、顔もグレーだし、くちばしの基部もグレーなので繋がって見えたのでしょう。足が見えるほど充分には近くなくて残念。
その反動か、この日は礼文→利尻間はセグロカモメやオオセグロカモメ、ウミネコばかり。飽きて半分は室内で休みました。そういえば、野鳥の会のどこかの支部がこんな掲示を。
「餌をあげない優しさ」、一般の観光客の方になかなか判っていただけない事です。カモメ類は見た目派手ですし。芸達者で空中キャッチなんかしたらお客さん大喜び。。悪食のカモメ類が増えると、営巣地やヒナや餌を横取りされ、弱い海鳥が数を減らしています。「あなたがあげたいものはお菓子ではないはず」というのはいい言葉だなあと感心。ポスターがあるとさりげなく注意しやすいです。
帰りの利尻→稚内では、ウトウの北の海から天売島への帰還を見られましたが、疲れて利尻16:00、稚内17:40の予定より1本早目の船で帰ってきたせいか、前回ほど沢山ではなかった印象。
さて、私は礼文島に上陸してから観光バスで花めぐりのコースへ。
天気も回復し、港の近くにはコヨシキリやノゴマがさえずっていました。
8:10頃なのに、礼文泊で稚内からさらに観光でしょうか。既に乗船待ちの団体さん多数。
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