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ウトナイ湖サンクチュアリ、2007年6月

2007/06/04、ウトナイ湖へ。

ウトナイ湖は苫小牧から千歳空港行きのバスに乗ると、やや千歳空港よりの位置。この日は月曜日で、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターの方は休館。ロッカーが無いので、まず苫小牧から千歳空港に向かい、一旦空港で荷物をロッカーに預けてから出かけ直す。

ネイチャーセンターのバス停で降りて、野鳥の会のウトナイ湖サンクチュアリまで900mぶらぶら歩きます。ネイチャーセンターは、この時は火水休館(記事の時点では土日祝しか開館していないらしい。)なので、先に寄って自然情報を得る。

途中も気持ちの良い林の中の道。コガラやアカハラ、キビタキ等の姿を見られ、コムクドリが道路際に様子を見にきました。うるさいエゾハルゼミに混じって、センダイムシクイの”焼酎一杯グイー”のコーラスが降るように。

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2006年は5月に訪れていますが、たった2週間の違いで、夏鳥がかなり揃っていました。その代わりハルリンドウは見かけず、林床にはかわいいマイヅルソウの白い花が咲いていました。

ヒメイズイかと思ったのですが、草丈が高いのでアマドコロ?

Utonaiko_amadokoro070604

エゾノコリンゴの白い花が満開のイソシギの小径へ。ネイチャーセンターでノゴマが中々見られないと言ったらポイントを教えてもらい、木のてっぺんで囀っているのを見つけました。しかし、草の中に潜っているエゾセンニュウはセンターの方も中々見られないそうで、この日もオオジュリンやコヨシキリ、ノビタキと一緒に気持ち良さそうに囀っていましたが、ちっとも姿を現さないのでした。

Utonaiko_070604_2

そんなかわいい小鳥の囀りをかき消すような、”ズギャー、ゴゴゴゴ”の音は空港へ着陸する飛行機と、オオジシギの競演。静岡では高原に行かないと、なかなか見られず、木の上に見つけた時は、かなりうれしい気分に。オオハクチョウのヒナが孵っていて、岸で休んでいた親鳥にジロッと睨まれてしまいました。

森の中のシマアオジの小径やキタキツネの小径では、赤い帽子がかわいいニュウナイスズメやつやつやのハシブトガラ、木のてっぺんのアオジなどや、クロツグミが林床で落ち葉をほじって虫を探していたり。シマアオジはまだなのか見かけませんでした。

ゆっくりと夕方まで観察路やウトナイ湖周辺を野生鳥獣保護センターの方まで散策、かなり多種類の鳥を見聞きし、満足して空港に戻りました。

(周辺で確認した鳥)

アオサギ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、トビ、オジロワシ、チュウヒ、コチドリ、オオセグロカモメ、キジバト、ヤマゲラ(声)、アカゲラ、コゲラ、ショウドウツバメ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ノゴマ、ノビタキ、クロツグミ、アカハラ、キビタキ、カッコウ、ツウドリ、ウグイス、ヤブサメ、エゾセンニュウ(声)、コヨシキリ、シマエナガ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、ヒガラ、コガラ、メジロ、アオジ、ホオアカ、オオジュリン、カワラヒワ、ベニマシコ、コムクドリ、ニュウナイスズメ、スズメ、カラスspというか識別しませんでした。

番外:エゾリス、シマリス

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