フェリーきたかみ乗船(いしかりと反航&鳥信&大荒れの海)
2007/01/06、苫小牧-名古屋で乗船中の楽しみの僚船との反航。
14:18位。いつもなら双方汽笛を盛大に鳴らして近くを通り過ぎ、双方のデッキに出た人達が写真を撮ったり、手を振り合うゆったりとした光景が展開されるのですが。。
対向してきた「いしかり」は、低気圧に追いつかれてはならじと、汽笛も鳴らさず、少し遠くを駆け足で通り過ぎました。この時点で雨、風とも強く、逆側に回ったら、よろけるくらいの強風。いしかりの画像を拡大してみましたが、デッキに出ている人がいるようには見えませんでした。
すっかり寒くなり、前記事のホットケーキセットでひと休み。ただいま福島県沖。
少し小降りになりスコープを持ち出すも、強風と再度降り出した大雨にあえなく撤収。
翌日名古屋港近くまで強風、高波が収まらず、船の鳥信は殆どがこの辺まで。一番沢山見られたのは、松島湾のあたりでした。コクガンが見られてうれしい。
ウsp、ヒメウ、クロガモ、ビロードキンクロ、クロアシアホウドリ、ケイマフリ、シノリガモ、コクガン、クロトウゾクカモメ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、カモメ、ミツユビカモメ、ユリカモメ、ウミネコ、シロカモメ、ワシカモメ、マガモ、ヒドリガモ、ホオジロガモ、ミサゴ、トビ 鳥以外 カマイルカ50+ マッコウクジラのブロウ サメsp
大洗の付近まで来ると、そろそろ低気圧の影響で風、波ともひどく、猛然と船が揺れだしました。行きのきそと違い、強力なアンチローリングスタビライザーはありません。私が外側のベッドだったこともあり、ローリングで胃が左右にグググッと押さえつけられる感じ。その上、波高も6~7m位で、上下動のピッチングも同じく、こちらは上下に押さえられる。久しぶりに船酔いの一歩手前。
トイレに行こうとしたら、テーブルにぶつかった反動で、ソファにいた主人の足を思いっきり踏んづけてしまいました。まともにまっすぐ歩けません。こんなでも夕食のレストラン営業はした様子。見に行く気力は無かったですが。。私は軽いものを食べ、寝てやり過ごす。もちろんラウンジショーは中止。展望風呂は閉鎖。
その後揺れはずっと続き、船体がギシギシきしみ、クロゼットのハンガーはガンガンぶつかってうるさい。なかなか寝付けません。テーブルに置いてあった双眼鏡が、もろに横波をくらった反動で、ドンと床に吹っ飛んで。。酒が倒れ、慌ててその辺のものを床に置きなおしました。そして、朝になるまで揺れは収まらなかったのでした。7日の朝食は伊勢湾に入る頃営業開始。満席らしいのに、すごく混まなかった処を見ると、だいぶ船酔いした人が居たのかもしれません。
下の画像だと、大したこと無さそうですが、波が打ち付けて揺れまくっている間は、窓が水でまったく見えない状態。大荒れの遠州灘を過ぎて、愛知県沖まで来た頃、やっと外が見えました。
伊勢湾に入って神島を過ぎたあたりで、揺れながらも朝食を食べられました。
ちなみに、低気圧に追いかけられていた6日のいしかりは仙台で運航中止。きたかみは遅れながらも、無事に名古屋港まで着けたので、2時間遅れに文句を言う人は見かけませんでした。セントレアの沖を通ったら、滑走路の上まで高波が打ち寄せていました。7日はセントレア発着の航空機は夕方まで欠航や遅延があいついだそう。
折角買った船名ラベルのワインとサッポロクラシックはお土産になったのでした。
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