ウトナイ湖・春
一回寄り道をしたので、旅行記としては、日高線の記事の続きです。
2006/5/15、苫小牧からバスでウトナイ湖へ。混んでいる時間帯で、所要30分弱。
まず、バス停に近いウトナイ湖野生鳥獣保護センターから歩きます。ここは、環境省と苫小牧市で運営する施設です。冬は目の前の湖岸でオオハクチョウやカモが観察できます。この日は月曜で休館日。
下の画像のオオハクチョウは翼を怪我して切羽したのか、動きが緩慢でしたが、まだ北へ帰る途中の野生の個体が12羽いたとのこと。カモもまだ少数残っていました。ヒシクイも2羽いましたが、野鳥の会のサンクチュアリの情報に入っていなかったので、これも保護したのを放鳥したのか?
役所の施設なので、観察路もお金をかけてバリアフリーにしてあります。
でも、ちょっと草や木を刈り込み過ぎかも。。
湖沿いの観察路を歩いて、野鳥の会の方のバードサンクチュアリに向かいます。
オオハクチョウの若鳥やヒドリガモが湖面を泳ぎ、アオジが気持ち良さそうに囀ります。
野鳥の会のウトナイ湖サンクチュアリは1981年に建設された、全国のサンクチュアリの草分け的存在。募金も皆で協力した思い出が。。(熱心な人は北海道まで労働奉仕に行った。)観察舎は小さいけれど、レンジャーも常駐して説明が受けられます(火、水休館)。1階と2階にスコープが設置され、窓から観察。鳥が窓にぶつかるのを予防するバードセイバーに25年の歴史が。
えさ台には、コガラやハシブトガラ、アカゲラ、そして一番長く居たのはシマリス。
ほほ袋に溜め込みすぎてパンパンになってます。
こちらの観察路は本当にネーチャートレイル。
キタキツネの道とかイソシギの道という名前がついています。
道沿いには小さなリンドウの花。
林の中では本州では冬鳥の、ベニマシコがピッコピッコと鳴き、渡ってきたばかりのセンダイムシクイが、あちこちで”焼酎一杯ぐいー”と聞きなしされる囀りでテリトリーを主張していました。自分で観察したのは下記ですが、サンクチュアリのサイトの情報を見ると、エゾライチョウも出ていたらしい、見たかった。。動物では、木道のとこでゴソゴソしていたのは、同じく確認したらトガリネズミだったらしい。
鳥信(主なもの):オオハクチョウ12、カルガモ、ヒドリガモ、センダイムシクイ、ウグイス、アオジ、スズメ、ベニマシコ、シロハラゴジュウカラ、カワラヒワ、カッコウ(声)、ハシブトガラ、コガラ、ヤマゲラ、アカゲラ、ニュウナイスズメ、コムクドリ
サンクチュアリで魚も展示していたので、ウキゴリ、イバラトミヨ、ギンブナ、ウグイ、モツゴの実物を水槽で見てきました。ウグイは湖の岸近くに群れていて野外でも確認。
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