苫小牧北大演習林・春
2006/5/14、午前中はウトナイ湖を観察して、バスで苫小牧へ戻る。
ホッキ貝の炊込ご飯で食事後、観光案内所で地図をもらい、往路はタクシー(最寄バス停から登り道2.5キロ。。)で北大演習林へ。途中の工事も影響し、1500円位。りっぱな環境型バイオトイレを借りてから奥に歩きます。
管理棟のところで、ヒグマ出没情報が前日に割りと近くで出て、あまり森の中に入らないように外側から観察。道沿いは、モミやカラマツが多く植えられています。
カメラをバッグからごそごそ出していたら、餌台があるせいか、慣れた様子のハシブトガラが近寄ってきました。光学ズーム3倍の小さいデジカメでも姿が認識できるほどの近さ。鳥が近寄ってくるのは、鳥好きにはたまらないうれしさですが、自然保護の観点からはあんまり。。
しばらく散策し、2時半を回って少し鳥も出始めました。金属音のチーという鳴き声の先を見ると、キバシリが横に動いてカラマツの幹の裏側に回りこむところでした。ここでも夏鳥が来始めて、センダイムシクイの”焼酎一杯ぐいー”があちこちで響き、梢では、コサメビタキとともに、クロツグミが綺麗で複雑な囀りで向かえてくれました。本州と違って、なんだソウシチョウかあという心配はないのかもしれませんが、ちゃんとモノトーンの綺麗なオスの姿も見られました。
さすが北海道、夏の時期は静岡では井川峠や古富士のような標高の高い場所でしか見られない、ルリビタキが綺麗な声で囀り、夏羽の美しい青い鳥の姿で目の前に現れました。
ミツバツツジの仲間が満開で、林床には、ヒメイチゲやシロバナエンレイソウが。
今度は駐車場から下ります。どこからか、気の早いツツドリの声がポポ・ポポと風に乗って聞こえてきます。入口の近くの池ではキンクロハジロやマガモが番で泳いでいました。ここの回りも歩いたら良さそうですが今回はタイムアップで、さらっと見てベンチで休んだのみ。
帰りはバス停に向かって下ります。遠くで太くて低いクマゲラのドラミングが。今頃、く、悔しい~。それでも、センダイムシクイの縄張り争いに出あったり、ニュウナイスズメが様子を見に来たりと、バス停までの道のりを楽しませてくれました。途中のパターゴルフ場で休憩し、バスで苫小牧駅へ。
駅の近くのデパ地下で食料を買い込んでから、バスでフェリーターミナルへ。
いよいよ、北海道とお別れです。
鳥信:ヤマガラ、コガラ、ハシブトガラ、アオジ、ハシブトガラス、カワラヒワ、クロツグミ、センダイムシクイ、ルリビタキ、キバシリ、コサメビタキ、ヤブサメ、ヒガラ、シジュウカラ、コゲラ、ツツドリ、ニュウナイスズメ、マガモ、キンクロハジロ
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