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田原の干潟と湿原(愛知県田原市)

2005/9/19、田原の鳥見ついでに黒河湿原、藤七原湿原へ。浜松インターで降り、無料になった浜名バイパスを珍しく波静かな遠州灘の青い海を見ながら走り、途中で今切口から浜名湖へ船が入っていく白い航跡も綺麗でした。

愛知県に入りしばらく走ると、赤い土にキャベツ畑が広がります。今回は湿地の地図を手に入れるため、まず田原市の道の駅「めっくんはうす」へ。特産のメロンやスイカだけでなく色々なお土産もそろい、食事もできるので観光バスも何台かいて大賑わいです。メロンのツブ入りソフトは美味。

私達は休憩のみで移動し、春に来た時と同じく、味噌煮込みうどんで早めの昼食。もうシギチの渡りのピークは過ぎているのか、環境が変わったせいか、全体的には少なく寂しい状況でしたが、アカ・キ・アオの足のシギを同時に見ました。アカアシシギは久しぶりなので、車が止められなく後ろ姿のみですが、証拠写真程度に載せときます。(田原の鳥信は最下部)

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*黒河湿原
汐川上流部近くにあり、台地からの湧水で形成されているようです。シデコブシやヤチヤナギなどの木が見られ、湿地にはカヤツリグサの仲間やガマが茂ります。

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その下には綿毛はすでに取れていましたが、シラタマホシクサが。花が残っていたのは、ピンクの小さな花のコモウセンゴケ、白い花のモウセンゴケ、黄色い小さな花のミミカキグサ、マーガレットみたいなサワシロギク。トンボもコフキトンボ・イトトンボの仲間が見られ、ハッチョウトンボはぎりぎり写せそうなのでトライ。

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*藤七原湿原
ここもシデコブシが多く、天然記念物に指定されているようです。違うのはもう少し末期になっていて、ススキが入り込んでいるので、背の高いサワシロギク以外は湿地のものは、埋もれて判りませんでした。その代わり、山で見られるキンミズヒキ、ワレモコウ、ヨツバヒヨドリが咲いていて、ススキの根元に寄生するナンバンギセルが多くありました。

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田原市には巡回バスがあり、藤七原湿原へは電車とバスを使って徒歩でも行けます。

その後蔵王山の展望台にも行きましたが、本格的なタカの渡りはまだで、30分ほど居たうちには、飛びませんでした。天気が良ければ浜松のアクトタワーも見えるようですが、当日の景色はぼんやり霞んでいました。
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田原鳥信:カイツブリ、カワウ、アマサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、ミサゴ、トビ、コチドリ、メダイチドリ、ムナグロ、ダイゼン、ケリ、アオアシシギ、キアシシギ、アカアシシギ、イソシギ、オオソリハシシギ、ウミネコ、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、セッカ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

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