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谷津干潟

2005/8/6、千葉に行ったついでに谷津干潟へ。
最寄り駅はいくつかあるのだが、判りやすそうな南船橋を選んでみる。357号線沿いを10分ほど歩くと谷津干潟の端に着く。当日は干潮から1時間半後、干潟が広がっていましたが海水は戻りはじめ、水路からボラが沢山ビチビチ跳ねて入ってきました。

谷津干潟自然観察センターまで干潟沿いに歩道が整備され、そこここにバードウォッチャーや長いレンズを付けた写真の方が。旧静岡市内には分布しないオナガが公園内に多く見られる。背景のマンション群が環境を語っています。海側は国道・高速道路、ここの一角だけが残っています。

yatuhigata-zenkei

300円で入館券を買い、谷津干潟自然観察センターへ。中にはスコープが多数設置され、遠くの鳥も確実に観察できます。まずスコープを見る前にざっと双眼鏡で確認すると、キアシシギ・ダイゼンなどとオオソリハシシギが非常に多い。近所のフィールドではオグロシギばかりなのでよく観察しておく。夏羽や冬羽になりかけなど色々なタイプが見られました。

シギ・チドリの識別が不安でも大丈夫、指導員さんが生態・環境まで含めた詳しい説明をしてくれます。以前は周りの雑排水が入っていたのが、下水が整備されて環境が良くなりそうなのですが、返って塩分濃度が上昇しアシ原が後退したりアオサ(海藻の一種)が繁殖しすぎてゴルフ場のグリーンのようになってしまい、鳥がエサを取りにくくなる影響も出ているそうです。

そして今日の目玉はこれ、繁殖には失敗したものの、卵を産むまでに至った「セイタカシギ」。地元でも決して珍鳥ではありませんがやはり綺麗で目立ちます。7羽。携帯(100万画素)しかなかったので、スコープに押し当てて写してみました。指導員さんも写してみているそうで、見せて頂いたら200万画素の最近の機種の携帯、平らにしてデジカメのように写せるならピントも合うとのこと。私のでは無理でこれが精一杯。

座る途中のセイタカシギ、後ろはアオアシシギ。

谷津干潟、セイタカシギ

大半のはこのようにケラレが生じてしまいました。

yatuhigata-sippaigazou

観察センター内には食堂もあり、涼しい室内でゆっくり観察できます。

詳しくは谷津干潟自然観察センターのページで。潮も掲載しているので干潟が出ている時に行きましょう。

見た鳥:カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、ムナグロ、ダイゼン、キョウジョシギ、トウネン、アオアシシギ、キアシシギ、オオソリハシシギ、セイタカシギ、ウミネコ、キジバト、ツバメ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、オナガ。カラスは特に識別しなかった。公園内含む。(この他ハジロコチドリ1、カワセミがいたらしい。)

その他:コフキトンボ、シオカラトンボ、アオスジアゲハ、ミンミンゼミ、ボラ、ヤマトオサガニ

関東にくるとケリがいないのが面白い。静岡ではいつでも見られるヒメアマツバメはどうなのか指導員さんに聞くのを忘れました。干潟のシギも各地で少しづつ種類が異なり興味深いです。

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