トンボ観察会in麻機
今日(2005/7/31)静岡市の麻機遊水地で、野鳥の会静岡支部主催、トンボ観察会(探鳥会でなく探虫会?)がありました。担当幹事は鳥・昆虫・植物どれも詳しいBさん。今日は自然観察会につき、捕虫網で捕獲後痛めないように観察、すぐ放す。トンボに詳しいお2人が捕獲から説明までバッチリ、やっぱりお客さんで参加させて頂くのが楽ですね。
7月の麻機遊水地はこんな感じ。ヤナギやアシが茂り、水面にはヒシなどの葉が繁茂する。
まず集合場所の近くのアシ原ではショウジョウトンボが多く見られました。メスは地味な茶色ですがオスは目まで真っ赤で派手、とても目立ちます。胴は短くて幅が広い。
用水路の方では、汚れた川にも生息できるコシアキトンボが多い。メスは腰が黄色。2頭を比較すると、同じ種類のトンボでも微妙に模様の個体差があるのが判ります。トンボの羽をなるべく傷めないで、しかもよく見えるように持つ方法はこれが正しいやり方のようです。
トンボが捕獲されると、図鑑と比べてみます。図鑑は高知新聞社の「土佐のトンボ」、実物大で掲載されていて比較に便利、静岡付近で見られる多くの種類が掲載されている、とのことでBさんおすすめ。高知新聞社の本のHPから購入可能。アマゾンや楽天では取り扱っていませんでした。ウスバキトンボ・メスで確定したところで名前も入れて撮影してみました。
水面に一番多かったのは光を受けると羽が青緑に輝くチョウトンボ。
近くで見ると黒く見えます。羽が短く幅が広い。
トンボは昆虫食。でも自分も油断すると。。弱肉強食です。
ナガコガネグモに捕まったギンヤンマ。
トンボ:アジアイトトンボ、アオモンイトトンボ、ウチワヤンマ、タイワンウチワヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コフキトンボ、コシアキトンボ、チョウトンボ
チョウ:アオスジアゲハ、アゲハ、ナガサキアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ、ゴマダラチョウ、ヒメジャノメ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、イチモンジセセリ
その他昆虫:カメムシ、マルカメムシ、ショウリョウバッタ、マメコガネ、クマゼミ(ほとんどこちら)、ニイニイゼミ(とても少ない)、アオメアブ他
鳥信:トビ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ゴイサギ、ケリ、コチドリ、ヒメアマツバメ、ツバメ、セッカ、オオヨシキリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス(やっぱり鳥が少なくて、この時期は探鳥会として開催するのはちょっと大変かも。)
鳥ならメスタイプ等でも識別するのに、トンボの識別は帰ったらすっかり忘れていました。。識別に自信がない場合、図鑑の種名と一緒に撮影するのはBさんの画期的なアイデアだと思いました。それにもまして、お2人ともトンボの足1本、羽1枚欠けることなく戻していたのはさすがベテラン。
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