« 鳥栖駅、かしわうどん、かしわめし | トップページ | 中央温泉(熊本県人吉市)(温泉18.) »

球泉洞(熊本県球磨郡球磨村)

2005/6/26、人吉に宿泊後球泉洞へ。ホテルで聞いた所、JRで行った方が確実らしい。(天気が良ければ予約して球磨川急流くだりも楽しみたかったのですが。。)徒歩15分ならいいかと思い7:38の列車に乗り、球泉洞駅8:03着。と、表示が1キロ先の吊橋を渡り坂の上になっている。降りたものは仕方ないので球磨川沿いに歩くと、雨雲が低く垂れ込めた深緑の山の裾に雄大な川が黒くうねって流れ、釣り人がいて、墨絵のようで景色は楽しめました。

吊橋を渡ると坂の上にでるリフトがあったが、現在も稼動しているか不明で錆びてました。400mの坂の途中「大瀬洞」の入り口への矢印があったけど余裕がない。雨上がりでつるつる滑る坂を1歩進んで2歩下がりながら到着。15分なんて。。。35分位掛かっているような。観光案内の数字は水増して考えよう。。またしても、この時点ではどちら側に抜けるか判らず荷物持ったまま。(-_-;)あ、もちろん地元の方はほとんど100%車か観光バスですね。駐車場も広く用意されています。(後で見たらバスはありました。。人吉駅前も通る、渡駅経由・神瀬小学校行き。2時間に1本位で、やはりこの時は行きの利用は無理。九州産交のHPで時刻検索できます。)

十分疲れた所で球泉洞へ。折角来たからには探検コースも。記事の時点で1050円+630円。球泉洞は、細い洞窟がくねくね曲がりながら枝分かれして続くタイプ。秋芳洞のような広大な空間や壮大な鍾乳石は無いものの、目の前で見られて触れて、一般コースでもこのような景観が楽しめます。

球泉洞一般コース景観

ただし特に貴重な石柱などは厳重に柵がしてあり、間からなんとか写真は撮れますが、ここの売りでもあるそれらは、上にもリンクした球泉洞のHPで見てください。

さて、探検コースはライト付きヘルメットと長靴を貸してくれ、案内の方が付いて一般コースの奥からさらに40m降ります。最初にコウモリがまだ少数生息する部分を通り(当日はそこには居ませんでしたが、他所で気配あり。)ポッドホールの説明。天井まで水があったころ、水流で穴ができたそう。各所茶色の部分はコウモリの糞の堆積物らしい。

少し行くと70度の傾斜の工事現場のはしごのような階段(とはとても思えない。。)を降りる。普段長靴を履きなれないので、水滴で濡れた手すりも金属の踏み板もつるつるで怖い。

球泉洞、ポッドホール 球泉洞、地底へのはしご

やっと地底に下りてくると水流が滝になって落ちるところが見られます。滝つぼを写そうとしたら霧状の飛まつで画面真っ白、うまく写りませんでした。その後地下の川を石伝いに渡って発達した美しい石筍を見ました。

球泉洞、地底の滝 球泉洞、石筍

腰をかがめて狭い場所を通り頭をぶつけ、「ヘルメットが役立ちましたね。」と案内の方にうれしそうにいわれました。地下の川とともに歩きますが、水は飲めるしおいしいそう。ただし、雨が降ると地上の水が入りおすすめできないとのことで残念、飲んでみたかった。コース終点、しゃがみこんで怪獣の口のような複雑な鍾乳石を撮影。このような景観ががまだ奥まで続きます。

球泉洞、最奥部鍾乳石

また同じルートを地下の川を渡って帰還。年代的にこんな風景を体験すると、頭の中にインディジョーンズのテーマが流れてしまいます。

球泉洞、地底の川

ちなみに地底の川は最終的に、球磨川へ小さい滝となって流れ込んでいます。

球泉洞、地底の川は球磨川へ注ぐ

下ったものは登る。。で、さっきの長いはしご状の階段をえんえんと上りますが、この頃には長靴にも慣れて案内の方を置いてさっさと登ってしまいました。上りは得意、短時間で到着。公開されている所要時間内でちゃんと戻って来れました。公式HPにも掲載の探検コース入り口での記念撮影を進められましたが、最初ガラスに映った自分の姿が工事現場のおばちゃんな感じでいけてなくて、パスしました。

もどって隣の物産館みたいなところで、トーストとコーヒーでやっと朝食。ハーブに力を入れているみたいです。丁度手作りパンが焼き立てでおやつに買って行きました。往路は利用出来なかった本数の少ない貴重なバス、遅れてきたけど乗車、肥薩線へ乗り継ぎは無理そうになり人吉へ戻る、ってそれなら駅のロッカーに荷物を置いてくればよかった。

楽しかったけれど、パンツの膝から下はどろどろ。髪にはヘルメットのこもった匂いが。 
続く。。

|

« 鳥栖駅、かしわうどん、かしわめし | トップページ | 中央温泉(熊本県人吉市)(温泉18.) »

旅行・地域」カテゴリの記事

自然観察」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 球泉洞(熊本県球磨郡球磨村):

« 鳥栖駅、かしわうどん、かしわめし | トップページ | 中央温泉(熊本県人吉市)(温泉18.) »